行ってきました、
犬島!
7月23日(金)、維新派の犬島公演に合わせて犬島上陸です。

瀬戸内国際芸術祭2010で唯一の岡山の島。
ずーっと維新派こえびとして犬島に通っていたので、犬島へ行くこと自体に新鮮さはあまりなかったけど、
林原モータープールに集合し、バスに揺られ、新岡山港でフェリーに乗り換えていく犬島というのは、旅の気分を演出してくれます。
まさしく非日常感。
この日はラサメンバー4人と僕の会社の先輩2人の6人。
会社のゆるきゃらも連れていきました。

犬島に着き、最初に維新派公演までの過ごし方などの説明を受けて解散。
最初に向かったのは
trees犬島店。
犬島で採れたシソを使ったかき氷をいただく。

さっぱりしてておいしい。
犬島時間も開催されてました。
treesでのんびりしすぎた後には、妹島和世×柳幸典×長谷川祐子による「家プロジェクト」へ。
犬島の島内に平面的に展開するプロジェクト。今回はその第1弾ということで東屋と3つの家プロです。
今後、10くらいに増えるそうです。楽しみ。

柳幸典 I邸「眼のある花畑」2010年 設計:妹島和世
花々の植わり方が印象的。大きな眼といい、花々といい、何とも直截的。
平らな地面に無造作にかつ垂直に植えられている花々(というか緑)の様子は、
I邸の大きな眼にじっとみつめられているようで、ちょっと怖さを感じました。
花や緑と暴力性の対比かな。いずれにしても気になる作品でした。

「中の谷東屋」 設計:妹島和世
空と屋根がひとつながりのようになってて、屋根に頭をゴツンとぶつけてました。
痛そうだった。。

柳幸典 S邸「蜘蛛の網の庭」2010年 設計:妹島和世
一番、キレイ。風刺があるんだろうなあと。
アクリルの建物での作業が暑くて大変だったという柳さんの言葉が頭を離れません。
犬島に溶け込むアート 「家プロジェクト」(山陽新聞)
ムービー:瀬戸内国際芸術祭2010「家プロジェクト」(excite.ism)
続いて、2度目の精錬所。前回は確か2008年の夏。
公園の上から維新派の野外劇場を見るべきだったのに、すっかり忘れていました。
屋台村が気になったからかな。。
こればかりは心残りです。
さて、いよいよ維新派!
(金田)
- 2010/07/26(月) 00:17:02|
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7月18日(日)
瀬戸内国際芸術祭の前夜祭に高松に行ってまいりました!
こえび隊として、犬島の維新派の舞台のPRがお仕事。
高松駅付近は、水色と白のしましまの芸術祭ののぼりがたくさん。
いよいよ始まるんだー

とテンションが上がります。

そして、日が暮れると、アーティスト椿昇さんの指導のもと、
町の人たちが作り上げた「うみあかり」に灯りが点灯。

ぼやけた写真でごめんなさい、、、。
広ーい芝生広場に集まったうみあかりたち。
楽しい形がいっぱいで、夜の遊園地。

このプロジェクトに参加した市民の方たちが、
ひとりひとり、提灯のような小さなうみあかりを手に持ち行進。
1,000人くらいいたのではないでしょうか。
町をあげて参加しているんだな~ということが伝わってきました。
そして最後はこの演出。

何やらわからないでしょうが、、、
これはシャボン玉。
大巻伸嗣さんによる演出です。
大量のシャボン玉を発生させる機械、というのがあるのです。
あっという間の前夜祭。
報告によると、約5,000人のお客様がいらっしゃったそうです。
維新派のPRでいろんな方とお話していたら、
関東から来たオシャレな若者たちがたくさんいました。
やっぱり向こう(都会)では話題なんだ~。
いよいよ、瀬戸内国際芸術祭が始まります!!
- 2010/07/20(火) 13:27:12|
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今年の七夕は晴れましたね。
何年ぶりに織姫と彦星は会えたのでしょう。
タブララサは吉備津彦神社で行われた、
七夕 ~平和の灯し火~ キャンドルナイト2010のキャンドルコーディネートをしてきました。
ライブ会場となるエリアに、天の川を作る!と宣言。
実行委員会の中に大工さんがいらっしゃる、ということで
3日(土)雨の中仕込みをしました。
<吉備津彦神社に天の川が出来るまで>

今回使用するのは、吉備津彦神社の裏山にある竹。
ラサメンバー「その辺り、切ってくださーい。」
大工さん「ウィっす!」
次に、杭を打ち、穴を開けます。これがとっても大変なんです!

さすが本職。打ち込み方が素晴らしい。

6時間後、約100本のアスパラ畑(笑)の出来上がり~。
上の白いものは、雨が入らないようにかぶせたビニール袋です。

これにろうそくの火が灯ると、、、


今回の「平和の灯し火」というのは、原爆が投下された広島で燃えていた火。
65年経った今でもその日は絶やさず大切に残っています。
今回はその火を分火してもらい、使われました。
世界中が平和になりますように、という想いで灯る火は優しい感じ。
キャンドルを灯す時には、少し風があり、キャンドルの火が消えそうでしたが、
イベントが始まったらその風もピタリと止み、でも涼しくて過ごしやすくなりました。
「神がかり的」と感動。
予想をはるかに上回る、たくさんのお客様。
ライブの最後には、Womb CHOIR がシークレットゲストを呼んでくれました。
奄美大島の唄者、朝崎郁恵さん。
会場に響く、朝崎さんの島唄に鳥肌。
朝崎さんの島唄は、7月22日ルネスホールで聴くチャンスがあります!
口伝の奄美の島唄。必聴です!!
詳しくはこちら→
子宮プロジェクト今回のイベントで初めて吉備津彦神社に行きました。
近くにこんなにステキな神社があるのに、行かなかったのはもったいない。
そんな人はたくさんいるんだろうなぁ、、、。
「キャンドルナイトがあったから、あの神聖な場所に2時間もいることが出来た。」
という声も。なんて嬉しい捉え方。
スタッフをしていた私も、なんだか気持がすぅーっとする感じでした。
その場にいるだけで浄化されるような、、、。
神社の何とも言えない良さを知ってもらうのには、とっても良いイベントだったと思います。
お手伝いが出来て光栄でした


短冊に書かれたお願いが叶いますように、、、。
(河上)
- 2010/07/12(月) 21:27:33|
- キャンドルナイト
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7月2日(金)に岡山の
NPO法人アートファームの創立20周年プレ事業である連続講演シリーズ
舞台芸術――地域との対話
の第1回目が開催され、演出家で維新派主宰の松本雄吉さんが話をされました。
風景としての劇場 ~地域とつながる野外劇場のチカラ~「世界から注目される野外劇集団・維新派を主宰する松本雄吉氏が、
地域の人々や風土と関わりながら野外劇を成立させていくプロセスを解説する。
併せて、7月20日から岡山市犬島で「瀬戸内国際芸術祭」として開催される
スペクタクルな野外劇公演についても抱負を語る。」
■劇場はあるものではなく、なるものである
維新派は一貫して、その場所に見合った舞台を作ってきた。
「劇場はあるものではなく、なるものである」との持論は、
まさに演劇が空間芸術であると同時に、時間芸術であることから見えてくるもの。
それはいつも、劇場はいかに可能か?という問いとともにあった。
CGが使えるわけでもなく、生身の人間が観客の目の前でするものだから、当然限界がある。
21世紀の中頃には演劇は消滅するのではないかとの危機感を持って取り組んでいる。
■観客と、風景との出会い
そこで大切なのは、観客との出会い。
一方通行では劇場は成り立たない。
それと、風景との出会い。
風景を劇場化する。
風景の中に劇場を置く。
この2つのアプローチでやってきた。
風景の中にいると、そこにちょっとだけでも何かを付け加えたくなるのだと言う。
そこへ誰かが立っている風景を見たい。人の気配。
1889年の大洪水で流された熊野本宮がかつてあった場所に立つと、
そこには流されてしまった神社がそこにあったという場の空気、存在感を感じた。
そんな場所に舞台を作っても、「似合わない」し「おこがましい」と思ったのだと。
こちらは風景を劇場化した事例なのでしょう。
■維新派はよそ者、よく言えばまれ人
全国各地、世界中で公演をしている維新派は、
ふらりと立ち寄った場所からインスピレーションを受け、
そこで舞台を作ることへと動いていく。
そこへ住むものとしてでなく、よそ者として風景を見る中での発見。
当然、地元の人が見ているのとは違った見方。
■呼吸機械
〈彼〉と旅する20世紀三部作#2「呼吸機械」は琵琶湖が舞台だった。
琵琶湖のそばの公演予定地を見に行ったときに、
たまたま見えた琵琶湖の風景がきっかけで、舞台を琵琶湖に変えて開催した。
琵琶湖にヨーロッパの歴史を見れないか?
日本の琵琶湖をヨーロッパにしやがって、と言われもした。
ただ、それもギャップを語り合う楽しさであると。
その一方で、ある人は、(琵琶湖に対して)新しい解釈を与えてくれて、奥行きができたと言った。
類型的でなく、個人的な視点で琵琶湖を見てくれたことが嬉しかったと。
調べてみると、琵琶湖にも血の歴史があった。昔は海賊だらけだった。
今はロマンチックなものとしてある琵琶湖にもそんな歴史があったことが明るみになる。
■2002/2010
松本さんは熊本県天草市の出身。
天草市長と話したときに、天草の住民が自分たちが島に住んでいることを忘れており、
市町は自分のすべき仕事は、住民が島に住んでいることをもう一度思い出させることだという話をされた。
こんな話をしたのは、カンカラ公演をした2002年と今回の2010年で、
犬島への思いはどう変わったか?という会場からの質問による。
前回、犬島でしたときよりも、多くのことを感じれるようになった。
島の人の発した、どこが島やら岬やらという言葉を、好きなんですと言いながら引用するなど、
その心の変化を素直に語っている様子に好感が持てました。
具体的な変化として、今、犬島を絵に描けと言われれば、
以前よりよりよく描けるようになったという説明はとてもわかりやすくて感心。
■「まっちゃん、ずるいなあ」
維新派は蜃気楼劇団と呼ばれもする。
何もない場所にあっという間に劇場や屋台を作り、
その土地の中で100人に及ぶ人たちが住民とともに生活を送り、
舞台が終わると、作るのの倍以上のスピードで劇場を解体し、その場からいなくなる。
残らないからできる楽しさがある。
建築家の安藤忠雄さんからも「まっちゃん、ずるいなあ」と言われるのだと。
■全然違うものを見ている
野外でやる面白さは、観客が星空だとか全然違うものを見ていたりするところにあるそうです。
それはいい意味でストーリーや舞台が蔑ろにされている。でもそれでいいのだと。

■
台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき瀬戸内国際芸術祭2010の中で行われる犬島公演は、
〈彼〉と旅する20世紀三部作#3です。最終章。
劇場自体が、島から島へ渡るイメージで作られているそうです。
アジアの列島。
以上が講演での話。
タブララサの中にも、
瀬戸内国際芸術祭のボランティアサポーターのこえび隊の一員となり、
舞台設営や小道具制作のお手伝いにと犬島へ足を運んでいるメンバーがいます。(わたしも)
犬島では7月20日から8月1日まで12日間の公演に向けて、日夜作業は進んでいるようです。
会期中はお客さんの案内や誘導などで、猫の手も借りたいくらいの大変な状況になるようです。
維新派の方々は公演があるからそうですよね。
瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海が注目される楽しみな1大イベント。
ほんの少しでも力になれることがあれば応援して、
この芸術祭がきっかけで瀬戸内へ来ていただく方々に気持ちよく楽しんでもらい、
瀬戸内を好きになってくれる方が一人でも増えたらいいなと思います。
瀬戸内国際芸術祭2010維新派こえび隊(金田)
- 2010/07/04(日) 03:07:56|
- 瀬戸内
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先日、東京で開催された
【キャンドルクラフトコンテスト2010】にハッピーシェアキャンドルを出品致しました!

西川キャンドルナイトで一緒に作ったメンバーと制作したキャンドルケーキ☆
出展作品一覧は
こちら。【作品名】
ハッピ-シェアキャンドル
【出展者】
NPO法人タブララサ
6月20日(日)~27日(日)
会期中無休
11:00~19:00(最終日16:0まで)
開催場所:ギャラリー砂翁(SAOH)
東京都中央区日本橋本町1-3-1渡辺ビル1F
主催:トモスキャンドルクラフト
(ハッピーシェアキャンドルの材料はここで購入しています)
詳細は、ギャラリー砂翁・トモスキャンドルのHPに、あわせてギャラリーの様子もアップされているので見てみてくださいね!
(横田)
- 2010/07/02(金) 23:53:24|
- Happy Share Candle
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